Steamのコマンドを使って直接ゲームをインストールする方法。結構有名だけどあらためてやり方をメモメモ…
Steamが取り扱っているゲームの中には、そのストアページにアクセスできなくなっているものがある。たとえば「おま国」が原因で地域制限がかけられていたり、あるいはそもそもストアページが存在しなかったり…
そんなとき、無料で手に入る(F2P)ゲームである場合にかぎり、次の方法でそのゲームをインストールしてプレイすることができる。
- プレイしたいゲームの<AppID>を調べる
- Webブラウザのアドレス欄に次のコードを打ち込む(Windowsの「ファイル名を指定して実行」でもOK)
steam://install/<AppID>
- 出てきたダイアログに従いSteamを起動してあとはいつものようにゲームをインストールする
これでストアページを通さずにゲームを直接インストールすることができる。欲しいゲームのAppIDを調べるには、Steam Databaseなどを活用することになる…のだけど、実はSteamDBには上記の処理を自動で行ってくれるボタンがついている。便利~!
ページ右上のFreeやInstallと書かれたボタンがそれ |
なお、「このゲームの有効化に使用されている製品コードは、特定の地域でのみ有効です。お住まいの地域は対象外であるため、(ゲーム名)を起動することができません。」というエラーメッセージが表示される場合は、ゲームアプリ自体に地域制限がかけられているため、基本的にはVPNを通すなどしないと起動できないので注意。ちなみにIP偽装はSteamの規約で明確に禁止されている。
インストールや起動に地域制限がかかっている場合のエラー |
2019年3月31日追記
どうやら最近の仕様変更で上記の方法が使えなくなったっぽい。たとえば DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation を上の方法でインストールしようとするとストアのエラーページに飛ばされる。
いわゆる "Oops, sorry!" ページ |
これが一部のゲームに限ったことなのか、あるいは恒久的な仕様変更(リージョンロック抜け対策)なのかは不明。いずれにしてもこれで「おま国」されている無料ゲームの制限はよりキツくなった。ただし地域制限のかかっていない、もともとストアが存在しない単純な「隠しゲーム」の場合はこれまで通り上記の方法でプレイ可能。
隠しゲームとしての有名どころ(?)ではCodename GordonやSpacewarなんかがあるので、Valveの歴史に触れたい人はこの方法でぜひプレイしてみてほしい。ただし、Spacewarに関しては「海賊版のゲームをプレイするときに一旦Spacewarをかませてカモフラージュする」という方法が横行しているらしく、このゲームをプレイしていると「こいつもしかして割れ厨か?」と疑われることになったりならなかったりする可能性があるようだ("steam spacewar"でググると"ban"や"pirate"といった予測語が出てくる)。純粋にこのゲームをプレイしたい人間にとってはなんとも迷惑な話ですな…
あ、それから、さっきの Steam://コマンド/... みたいなものはinstall以外にもたくさんあって、たとえば
steam://uninstall/<AppID>
で指定のゲームをアンインストールしたり
steam://open/console
で普段は隠されているコンソール画面を表示できたりする。その他のコマンドはこちらにまとめられている。中には現在すでに使われていないものもあるようなので注意。さらにコンソール用のコマンドはこのページに記載されているので、暇なときにでも眺めていれば何か利用できそうな発見があるかもしれない。
「隠しゲーム」といえば、今年のサマーセールは何か特別なイベントがあるのだろうか。 いつかみたいに手抜きのARGとかじゃなければいいけど…
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