PC版RDOで他人に邪魔されずにプレイする方法をメモメモ…
この記事の内容はPC(Steam)版のビルド1491.16をもとにしています。プラットフォームやバージョンによっては動作しない場合があります。利用は自己責任でお願いします。
この年末年始は Red Dead Redemption 2 にどっぷり浸かっていました。そのまま Online のほうもプレイしてみたのですが、ほぼ毎日のようにチーターに遭遇します。 Red Dead Online には GTAV のようなプライベートセッションが実装されていないので、セッションを切り替えるか適当なソロミッションを受注して引きこもるくらいしか対策方法がありません。
さすがにいちいち対処するのも面倒くさくなってきたので、ソロセッションを作成する方法がないかネットで調べてみたところ、2023年現在でも有効な方法が3つほど確認できたのでここにまとめておきます。外部のファイルやMODなどをダウンロードすることなく、自分の環境(Windows10)のシステムに搭載されたツールのみで実行できる方法です。
方法その1 プロセス中断
まずは、リソースモニターを使って意図的にネットワークから切断する方法です。
- リソースモニターを開くWindowsのスタートメニュー(田)から検索すればすぐに出てきます。タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブから開いてもOK。
- RDR2.exe を右クリック→「プロセスの中断」を選択する
- そのまま10秒ほど待つ短すぎると失敗するので10秒前後待機しましょう。
- 再び RDR2.exe を右クリック→「プロセスの再開」を選択する
画面左上に「ネットワークエラーにより、セッションが変更されました。」というメッセージが表示されていれば成功です。強制的にゲームの動作を一時停止させることでネットワークエラー判定を引き起こし、自分自身をもといたセッションから無人の新しいセッションに移動させます。
難点としては、あくまでも自分が新しい公開セッションを作成しただけなので時間が経つといずれ他のプレイヤーが入ってくる可能性があるということですかね。それに毎回上記の手順を繰り返すのも少し煩わしいです。バッチファイルで一定時間ごとにこの手順を繰り返すよう自動化するツールなどもあるそうですが、使ったことはありません…。
方法その2 Windows Defender ファイアウォール
方法その1の問題点を改善するのが次の方法です。事前に多少の設定が必要ですが、一度設定してしまえばあとはワンクリックで公開⇔ソロの切り替えができるようになります。
事前設定
- セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォールを開く
- 「送信の規則」を選択する
- 「新しい規則」をクリックして「新規の送信の規則ウィザード」を開く
- 規則の種類には「ポート」を選択する
- プロトコルには「UDP」を選択する
- 「特定のリモートポート」を選択し次の番号を入力する6672, 61455, 61457, 61456, 61458
- 操作には「接続をブロックする」を選択する
- プロファイルには「ドメイン」「パブリック」「プライベート」をすべて選択する
- 名前と説明(省略可)を適当に入力して完了
ソロセッションに移動する方法
- 作成した規則を無効化する最初から有効化した状態(ブロックのアイコン🚫が表示された状態)で参加しようとするとエラーになってしまうので注意。
- RDOを起動しセッションに参加(マップをロード)する
- プレイキャラが表示されて操作可能になったら規則を有効化する
- しばらく待つゲーム内でログ(プレイヤーメニュー)→付近のプレイヤーを表示して、自分以外が消えているか白色になっていれば成功です。時間がかかる場合もあります。
仰々しく見えますがやっていることは単純で、通信するためのポートを閉じることで強制的にネットワークエラー状態にしているだけです。切断されるのは他のプレイヤーとの通信情報だけで、Rockstar Games のサーバーとは繋がったままなのでアイテム取得やミッション参加は通常どおり行えます。
これで基本的には他のプレイヤーが乱入してくることもなく快適なソロプレイを満喫できると思います。ただし、当たり前ですが放浪モードイベントなどの対人(PvP)ミッションはプレイできなくなるので注意。
マッチメイキングに失敗する |
あとはセッション切り替えのたびに規則の有効/無効を切り替えないといけないのも若干マイナス点です。適用までに時間がかかったり、いつまでたっても効果が反映されなかったりする場合もあります。
方法その3 meta ファイル追加
最後の方法はファイルを作成するだけです。これまでのようにプレイ中に煩わしい操作をする必要は一切ありません。「じゃあ最初からそれでいいじゃん!」と思われるかもしれませんが、ネットワークエラーを利用する上記2つの方法とは違い、この方法ではゲームフォルダ内にファイルを配置するため、運営側からプログラムの改変とみなされるのではないか?(つまりアカウント停止など何らかの罰則があるのではないか?)と心配するユーザーもいるようです。
ただ、元々あったゲームファイルを改竄しているわけではなく、ユーザーが新しく置いたファイルをゲーム側が勝手に読み込んでいるだけですし、実際に Reddit などでもこの方法が原因で BAN されたという書き込みを見たことがないので、規約違反には当たらないのではないか…という意見もあります。とはいえ、絶対に安全とも言い切れません。リスクを理解したうえで自己責任で実行するようにしてください。
- テキストファイルを新規作成し次のテキストをコピペする
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <CDataFileMgr__ContentsOfDataFileXml> <disabledFiles /> <includedXmlFiles itemType="CDataFileMgr__DataFileArray" /> <includedDataFiles /> <dataFiles itemType="CDataFileMgr__DataFile"> <Item> <filename>platform:/data/cdimages/scaleform_platform_pc.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/data/ui/value_conversion.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/data/ui/widgets.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/textures/ui/ui_photo_stickers.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/textures/ui/ui_platform.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/data/ui/stylesCatalog</filename> <fileType>aWeaponizeDisputants</fileType> <!-- collision --> </Item> <Item> <filename>platform:/data/cdimages/scaleform_frontend.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE_PRE_INSTALL</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/textures/ui/ui_startup_textures.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> <Item> <filename>platform:/data/ui/startup_data.rpf</filename> <fileType>RPF_FILE</fileType> </Item> </dataFiles> <contentChangeSets itemType="CDataFileMgr__ContentChangeSet" /> <patchFiles /> </CDataFileMgr__ContentsOfDataFileXml>
- テキストの末尾に適当な文字列を追加するなんでもいいので最後の行に他人と被らなそうな英数字を書き加えてください。
- .../Red Dead Redemption 2\x64\data フォルダに startup.meta という名前で保存するSteam版であればライブラリから Red Dead Redemption 2 を右クリック→管理→ローカルファイルを閲覧でゲームフォルダを表示できます。
これで、あとは特に何もしなくても常にソロセッションでプレイすることが可能になります。公開セッションに参加したい場合は一旦ゲームを終了したあと、startup.meta を削除するか適当にリネームすればOK。
また、どうやらまったく同じ内容の startup.meta ファイルを持つプレイヤー同士であればマッチングする仕様になっているらしく、「仲間内だけで遊びたい!」という場合には、startup.meta ファイルを一緒にプレイしたい相手に配布すれば(あるいは末尾の文字列を教えれば)実質的なプライベートセッションを開始することもできるようです。
放浪モードイベントなどにも参加はできるが誰も集まらないので結局プレイできない |
Red Dead Online の現状
2023年1月現在、PC版RDOはチーターが跋扈する無法地帯です。見えない相手から爆殺される、懸賞金をかけられる、NPCや動物を目の前に大量召喚される、プレイキャラを丸太に変えられる、ゲームをクラッシュさせられる…。この程度であれば鼻で笑って終わりなのですが、中にはゴールド入りの宝箱を出現させたり(開けてしまうと不正取得と見なされ BAN される可能性がある)、自分の名前を騙ってチート行為をされたり(他プレイヤーから自分が通報される恐れがある)と、アカウント停止を誘発するような悪質行為を繰り返す輩もいます。
問題はチートだけではありません。おかしな挙動やバグも多発します。動物が湧かない、ランダムイベントの発生が極端に少なくなる、ゲームの負荷が高くなってエラー落ちしやすくなる、無限ロードで先に進まない…。現在 Rockstar Games は GTA の次回作の開発にリソースを割いていると明言されているためまともなアップデートは望めませんし(特に新コンテンツは絶望的)、プレイ環境が改善することも当分ないでしょう。
今回紹介した方法が、ソロでコツコツ楽しみたい方のお役に立てば嬉しいです!
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