新年明けてすぐグラフィックボードが壊れるという不運に見舞われたので、その顛末をメモメモ…
2021年1月4日の未明、まだ正月気分も抜けきらぬタイミングでグラボが壊れました。WarframeをプレイしながらTVerでドラマの見逃し配信を見ていたときです。何の前触れもなく発生するPCの異常な挙動。嫌な予感がして背筋が凍ります。
こいつぁ春から縁起が…よくねえ!
症状
画面の表示がおかしくなることは以前もあって、そのときは次のような症状が出ていました。
- 画面全体がピンクがかる
- 高さ1ドットの線が水平方向に何本もはいる
- 部分的に残像が現れたり消えたりする
- 特定パターンのノイズが繰り返される
- 細かなフリーズが頻発しその間操作ができなくなる
- 解像度が勝手に切り替わりそれに合わせてウィンドウサイズも変化する
- タスクバーのアイコンが一部消える
しかし今回は少し様子が違います。
- 突然画面が固まって動かなくなる
- モニターへの出力が停止し何も映らなくなる
- マウスやコントローラなどUSB機器の接続が切れる
表示がおかしいだけならディスプレイの不具合の可能性も考えられるのですが、今回は「USB接続が切れる」という症状があったのでほぼ間違いなくPC本体内部の問題だろうと予想しました。
対処
一時的に熱暴走を起こしただけだったり、異常な帯電を起こして動作が不安定になっているだけのパターンもあるので、ひとまず次の手順で再起動することに。
- 電源を切ってコンセントを抜き電力を完全に遮断する
- しばらく放置
- 軽く内部の掃除をする(冬場は特に静電気に気を付けること!)
- ホコリが舞ったりしていないことを確認して起動する
もしかしたらこれだけで問題解決するかも…と淡い期待を寄せたのですが、結果はダメでした。再び同様の症状に見舞われます。そしてここで気づいたのですが、どうやらGPUに高い負荷がかかっているとき(ゲームプレイ中や動画視聴中)に不具合が発生しているようでした。となるといよいよグラフィックボードか電源が怪しい。その後何度か試しましたがやはり同じような挙動。そこで一旦グラボを取り外して起動してみることに。
- コンセントを抜いてしばらく放置
- グラボに接続されているディスプレイなどのDVIケーブルやらHDMIケーブルやらを引っこ抜く
- 挿さっているグラボを取り外す→ PCI-Eコネクタ(8ピンとか6ピンのやつ)を抜く、固定のネジを外す、マザーボードから引き抜く(ツメの部分を押してロック解除するプッシュ式)
- 他のグラボがある場合は代わりに挿す→ 今回は押し入れの奥で何年も眠っていたGTX670を挿してみる
- ディスプレイを繋げる→ グラボがない状態ならマザーボードの端子に挿すことになるので注意
- 再び起動する
…すると案の定、前述の症状はまったく起きなくなりました。やはりグラボに起因する問題だったようです。ただし、まだ電源やマザボなど他のパーツが根本的な原因である可能性も捨てきれないためしばらくは経過観察。もちろんこの状態だと3Dゲームなどは満足にプレイできません。やりたいゲームがすぐにプレイできないのはつらいですが、それ以外の機能は問題なく使えるので、ひとまず新しいグラボが届くまでは我慢します。
「グラボに6ピン挿し忘れて起動時にエラーが出る」「グラボの箱で指切って血だらけ」「ネジが行方不明」などのお茶目なうっかりミスもありましたが新年なので笑って誤魔化します。
予防策
「あれがマズかったかも…」と思い当たる節はあります。年末年始、セールで買った「アサシンクリード オデッセイ」を最高設定で長時間プレイしていたのです。設定次第ではGPUにもCPUにもかなり負荷のかかるゲームなので(そういえばGPU使用率は常に90%以上でした…)、それがグラボにトドメを刺してしまったのかもしれません。一般的に言われていることではありますが、グラボの寿命を延ばすにはやはり負荷をかけすぎないことが重要ですね。
(追記)
この記事を書いた直後にASUSがグラボの値上げを発表。ビットコインの高騰によるマイニング需要で世界的な供給不足が発生し、グラボも価格上昇&品薄の状態が続いています。「新春からなんて不運なんだ…」と思っていましたが、今から考えると逆にラッキーだったのかも…
0 件のコメント:
コメントを投稿