2019年7月8日

イヤホンの雑音がひどいときは「極数」を確認する


音楽プレイヤーとイヤホンの極数が違うせいで不具合が生じたときの原因と対策をメモメモ…



先日ネットで安物の音楽プレイヤーを購入しました(2000~3000円くらい)。試しにいつも使っている普通のイヤホンを挿して聞いてみたのですが、ひどいノイズが発生してしまい使い物にならないという事態に…。

具体的な症状としては「音圧(音量)が大きくなると音が割れる」「イヤホンが少しでも動くとバリバリ・ザザザという雑音がする」などです。この雑音というのがとても無視できるようなレベルではなく、思わず耳からイヤホンをはずしたくなるくらいの凄まじい音…。イヤホン自体の劣化を疑いましたが、他の機器では特に問題なく使えているため、別の原因を探ることに。

いろいろ試してみた結果、イヤホンを3極プラグから4極プラグに変更することで無事ノイズが消えました。


プラグの極数って?


普段ほとんど意識することはないと思いますが、実はイヤホンのプラグには「極数」というものがあります。極数というのは「何種類の信号を流せるか」を示すもので、一般的に2極、3極、4極、5極が使われています。極数が大きくなるとその分送信できる情報も増えるので、2極ならモノラル(つまり左右の区別なし)、3極ならステレオ、4極ならマイク、5極ならノイズキャンセルというようにどんどん高機能にできるわけです。

極数を見分ける方法は簡単です。手持ちのイヤホンの端子を見てください。金属にリング状の縞模様がいくつか入っていると思いますが、この線が2本入っていれば3極、3本入っていれば4極、4本入っていれば5極です。

左が3極 右が4極

実はこのリング部分は絶縁体になっていて、この絶縁体で端子を区切る構造になっています。たとえば3極プラグであれば先端から「左チャンネル」「右チャンネル」「接地」というように3つの信号を送れるようになっているのです。この模様、ただのオシャレなデザインじゃなかったんですね…。

ちなみに4極の場合はさらに「OMTP」と「CTIA」という信号の割り当て方が違う2つの規格が存在するらしいのですが、ややこしいので詳細は省きます。近年ではCTIA方式のほうが一般的になりつつあるようです。その他の細かい規格の違いは以下のページなどが詳しいので是非チェックしてみてください。

【第124回】超複雑な最近のヘッドホン&イヤホン端子をわかりやすくまとめてみた - PHILE WEB
https://www.phileweb.com/review/article/201505/01/1623.html


対策


この対応する「極数」が音楽プレイヤー側とイヤホン側で一致していないと、ノイズが発生したり、最悪の場合にはショートを起こして故障の原因になってしまったりするわけです。

近年のスマホや音楽プレイヤーであれば、たとえ規格が一致していなくても、通常はプレイヤー側で自動的に補正してくれる設計になっているものがほとんどなので、特に気にする必要はありません。ただ、中には3極⇔4極の互換に対応しておらず、4極ジャックに3極プラグのイヤホンを挿すと不具合が生じる製品もあるようです。そういうときは次のような対策で改善できるかもしれません。

  • イヤホンを対応する極数のものに変更する
    つまりイヤホンごと買い替えます。いわゆる「純正」のイヤホンがある場合はそれを使うのが無難です。
  • イヤホンの先に変換アダプタを装着する
    「3極→4極 変換アダプタ」のような商品が比較的安価で販売されているのでそれを使います。基本的にサイズ(直径)さえあっていればどんなイヤホンにも使いまわしができるので1つ持っておけば何かと便利です。

もちろん、雑音の原因が極数の違いとは限らないので「同じ極数の別のイヤホンでも試してみる」「初期不良を疑ってみる」「販売している会社のサポートに連絡する」など、あくまで様々な対策の中のひとつとして試してみてください。症状が悪化したり故障したりしても責任は負いかねます。


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