知らず知らずのうちに出来てしまっていた面のねじれを解消する方法をメモメモ…
※このページの内容は Blender 2.79 以前の古い情報です。最新版とは挙動が異なる場合があります。
Blenderでモデリングをしていると、本来は平行であるべき面どうしの角度が微妙にズレてしまい、不自然な陰影がついてしまうことがあります。 |
| 極端な例 |
特に問題なく見えていても、フラット面からスムーズ面に切り替えた途端に残念なことになってしまったり、面を三角化した瞬間にねじれていることに気づいてしまったり…なんていうこともしばしば。そんな面の向きを揃えて平坦化する方法がないかとググってみたところ、フォーラムにいくつか回答が寄せられていました。というわけで簡単にやり方を書き残しておきます。
ちなみに、頂点数が4つ以上の面に対しては、プロパティウィンドウの「メッシュ分析(Mesh Analysis)」にチェックを入れ「歪み(Distortion)」を選択することでメッシュの各面がどの程度ねじれているかを色分けして表示させることができます。編集モードかつソリッド表示じゃないとダメなので注意。
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| メッシュ分析(歪み) 面が歪んでいるほど赤く表示される |
さて、ではまずは一番ベタな方法から。
方法1: 法線方向のスケールを0にする
- 平坦にしたい面を選択
- トランスフォーム方向の座標系を「ノーマル」に設定
- [S][Z][Z][0]の順にキーを押す(ノーマルZ軸方向のスケールを0にする)
面の向きは関係なく単純に指定した軸方向(X軸/Y軸/Z軸)での凸凹をなくしたい場合は上記手順の2.をすっ飛ばして[S][軸][0]と入力するだけでOK。
基本的にこれで解決するはずですが、ほかにこういう方法もあります。
方法2: Cleanup の機能を使う
- 平坦にしたい面を選択
- 「メッシュ」 → 「クリーンアップ」 → 「面を平坦化」の順に選択
ただ、この方法、手順自体はかなりシンプルなのですが、実行しても効果がない場合が多いので正直あまり使っていません…。うーん、使い方がおかしいのかな…。
上記の2つのやり方でも解決しないような場合はコレ！
方法3: LoopTools アドオンを使う
- ユーザー設定から"LoopTools"のアドオンを追加しておく
- 平坦にしたい面を選択
- [W]キーを押して出てくる「スペシャル」から LoopTools → Flatten の順に選択
正直、困ったときはほとんどこれ一発で解決します。あースッキリした！
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